インタビュー:はまざき社会保険労務士事務所 濱﨑明子さん


【プロフィール】 濱﨑 明子(はまざき あきこ)
はまざき社会保険労務士事務所(神奈川県海老名市) 代表
保有資格:社会保険労務士、産業カウンセラー


インタビュアー横須賀 輝尚(以下、「イン」): 社会保険労務士の資格を取るきっかけから現在までの経緯を教えて下さい。

濱﨑 明子さん(以下、「濱﨑」): 私が大学を出て3年目の時に勤めていた企業で体調を崩してしまい、会社の画一的な制度から結果的に会社を辞めざるを得なくなりました。そこの会社はとても就職したくて入った会社だったので、非常に悔しい思いでした。

そんな経緯から、小規模な会社から大企業まで長く働きたいと希望している人が会社のルールを守りながら長く勤められる制度をお手伝いできたらいいなと思い、まずは社労士になろうと思い資格取得に励みました。
ただ、資格を取ったからと言って、社労士としての経験が少なかったので 一般企業の人事部で会社のしくみを経験したり、社労士事務所に籍を置き、大きな企業から小さな企業までの経験を積んでいきました。それから自分で事務所を開き現在に至っています。

イン:

メンタルヘルスケアの分野に興味を持ったきっかけは何ですか?

濱﨑

先程の社労士も目指したこともきっかけですが、会社を辞めるきっかけになったのはメンタルにきてしまったということも一因でした。
当時はメンタルで体調崩したことはなかなかオープンにすることができず、会社の制度があっても制度がうまく回っていなかったため、休職や復職することは大変難しい状況でした。

そこで自分が会社の側に立ったときにメンタル面も含めて何かできたらいいなというのをずっと考えていましたので、メンタル不調な人を少しでも回復させたいという思いから産業カウンセラーの資格を取りました。
しかし、この産業カウンセラーというのは確かに人と話をするという点に関しては有効なのですが、1対1でしかできないという欠点もありました。これでは自分も仕事をする上で範囲が限られてしまうので、何とかもっと効率よくできないかと10年前から考えておりました。

イン:

ありがとうございます。
確かに今ではメンタルヘルス不調というと比較的普通になりましたが、ほんの数年前までは腫れ物を扱うようで言うことがなかなかできませんでしたね。

今やらないと遅いと思いました。

イン:

今回このQOLの講座を知っていただいたきっかけというのは何ですか?

濱﨑:

もともと天才塾の会員なので、メルマガに認定講座の告知があったことから知りました。私が受講したのは2回目の募集のときだったのですが、1回目の告知の時にどうしようか迷いました。
その時はまだメンタルヘルスに興味はあるが自分の仕事の中で、どのように生かしていくか、うまくイメージできなかったので結局見送ることにしたんです。ですが、それから自分が社労士としてどのような協力が会社に対してできるかと考えたとき、一人では何もできないということに気付きました。

例えば、お客様から50人以上の事業所については産業医の選任が必要だと説明した時に「うち産業医いないから、産業医紹介して下さい。」と言われても、私にはお医者さんの知り合がいないので、そこで終わってしまうんです。

それに、相談をしたいと従業員の方がいらした場合に相談窓口となるところを、私が一人でどこかと提携をして果たしてできるかといったら、限度があると思いました。仮にそれをEAP(従業員支援プログラム)を扱う会社に依頼しても、私は単に紹介するだけの役割になってしまいます。最初から最後まで企業にかかわりたいと思っていましたので、それでは意味がないと思いました。

そんな時に、このQOL認定講座のシステムだと問題としていたプラットフォームがきちんとしてあることや、最初から最後までワンストップでできることなどが自分の希望にマッチしていることに気付き、2回目の告知があった時に今やらないときっと遅いだろうと思ったので、受講することにしました。

イン:

なるほど。ありがとうございます。

余談ですが、私がこの講座について森田さんと始める前に、とにかく一方的に講座を行いテストやらせて「はい、終わり。」とならないようにするためには、講座が終わってからもアフターサービスのコンサルティングやコーチングを中心としたトータルサービスができるようにしようと話し合いました。

それというのも、森田さんからしたら従来からあるテストだけやらせて、アフターサービスもただ相談を受けているだけのものではメンタルヘルス対策じゃないとおっしゃっていたからです。私たちは本当のメンタルヘルス対策を伝えていこうという考えでしたので、その意図が通じて何よりです。

顧客獲得に結びつく画期的なプログラム「D‐PAT」

イン:

弊社以外のメンタルヘルスケアの講座を受けたり検討したってことはありますか?

濱﨑:

直接何かに申し込んだり資料を請求したというのはないのですが、メンタルヘルスケアの分野で、自分の所属している産業カウンセラー協会で何か活動できるのではないかと少し考えました。
しかし、他ではQOLの様なワンストップサービスを提供できないことや、メンタルヘルスだけに留まらず非常に画期的な精神的疾患を見るための手掛かりになるD‐PATのようなプログラムがないので、他の講座を受講しませんでした。

イン:

ありがとうございます。
このD‐PATについては、どう思いますか?

濱﨑:

そうですね。私は、ただ単にマニュアルに沿った診断で最終的に「あなたはうつですね。」みたいなものだと非常に主観的であると思うんです。
なぜなら、気分が落ち込んでるときに診断を受けたら、誰だって診断結果はうつになるんですから。

その点、D‐PATは非常にプログラムとして考えられているものだと思いますので、これだったら社労士として雇用管理や労務管理の面で上手く活用できると確信しました。
そういう訳で、他社と一応比べた結果、他のメンタルヘルスの講座とは用途が全く違うということなどから、このQOLメンタルヘルスケア講座を選びました。

イン:

ありがとうございます。
受講された2日間の内容というのが盛りだくさんだという声が多いのですが、濱﨑さんは如何でしたか?

濱﨑:

確かに最初から最後まで内容が盛りだくさん過ぎていて、最終的に消化不良を起こしそうになりましたね(笑)。

しかし、現在は活動としてはそんなに広く行っているわけではないですけれども、恐らくメンタルヘルスケアに関しては5年後、10年後に、もっとこの分野を取り扱うコンサルタントが増えてくると思いますので、そういう意味で早いうちから講座を受けて実績をつくれることに感謝しています。

イン:

ありがとうございます。
そうですね、この分野に限ってはこのまま減るということないと思います。

セミナーで学んだことを生かして仕事を獲得できました。

イン:

「濱﨑さんが今ではこの講座で学んだことをものにして、すごく活躍している」と森田さんがおっしゃっていましたが、現在はどのような活動につなげているのですか?

濱﨑:

今はメンタルヘルスを世間に知らせるということで、自分の中で軸がしっかりしてきました。例えば、以前でしたら商工会議所などで頼まれてセミナーを行っても社労士の観点からやっていましたが、今はメンタルヘルスケアを少し入れることで同じ就業規則の話をするにしても、休職規定の部分を話したりすることで、メンタルヘルスのことが大事なのだと皆さんに少しでも知ってもらえるようになりました。
それから助成金を使うメンタルヘルスの研修なんかも私が主催で行っています。

それまで、人が集まらなかったらどうしよう…など不安から出来ずにいましたが、森田さんに講師をして頂いたりして、それまであった不安も不思議となくなりました。

イン:

なるほど。実際にこの講座で学んだことをセミナーで生かして、仕事をたくさん取ったということですね。

濱﨑:

はい。まだ集まる人数は少ないのですが、それでもとても役に立つ研修なので、一人でも来てくれて嬉しいです。
実際「会社でやります」とおっしゃってくださった企業様も増えてきています。

イン:

濱﨑さんがセミナーやその他のお仕事につなげる為にしている営業方法などありますか?

濱﨑:

そうですね。助成金に関するセミナーは、どの様に進めていくか森田さんと範囲を相談しながら、ファクスDMを一斉に流したりしています。

あとは、特殊な業界なので、その業界の方々が見るようなホームページに無料告知を出したりしました。本当は電話もしたかったのですが、私が行政協力をしている関係で昼間にお電話することがなかなか難しかったため、結局していません。あとは、基本的にセミナーからの人伝手です。これは本当にたまたまだったのですが、ある商工会議所でセミナーを依頼されたメンタルヘルス関連の話をしたところ、別の商工会議所を紹介していただいたりしました。

自分自身、まだまだ全然名前も知られておりませんし、活動自体もそれほど長い訳ではないので、このように紹介していただいて広がっていくことにとても感謝しています。そういう意味でメンタルヘルスというテーマはとても旬だと思います。

イン:

ありがとうございます。
そうですね、最近は新聞やテレビ報道などでも普通にメンタルヘルスについては耳にしますからね。それに商工会は講師不足で困っていますので、良い人がセミナーを安く受け持ってくれることに越したことがないだろうから、意外と飛び込みで来ても比較的に受けてくれたりすると聞いたことがあります。

ファクスDMはクレームが多いと言いますが如何でしたか?

濱﨑:

その点は、なるべくクレームが来ないように慎重に文面を考えターゲット層を決めてから送りました。まあ、ファクスDMの集客力は元々数パーセントという狭い世界ですが、人数は多くなくとも効果はありました。

早速メンタルヘルスから顧客獲得に結びつきました。

イン:

このQOL認定講座の良い点を教えて頂けませんか?

濱﨑:

そうですね。初めて勉強する人でも周りに森田さんを始めとしたさまざまな士業の方がおりますので、自分さえ積極的になれれば相談をしたりすることができたのが良いと思いました。

何より私が講座を受講したのが第2回だったことで、わからなかったり悩んでいたことでも、講師の森田さんや既に受講された方々の活動事例などから、こんなに簡単な解決方法があるのだと知ることができたりしたことが何よりの収穫です。

イン:

なるほど。志が一緒でも広げようとしている地域が違うのでライバル関係にならず、さまざまな意見や相談できるのって、すごく良い環境だと思います。それに、濱﨑さんのようにうまくいく方は相談上手でもあるんですよ。

濱﨑:

ありがとうございます。
それと、本当に自分で取捨選択をしないといけないぐらいの膨大な知識を森田さんからいただくことができました(笑)。

イン:

確かに、森田さんは1つの質問に対して、10の答えで返してくれますからね(笑)。

濱﨑:

あとは、講座自体が学んだだけで終わりではないところです。

自分がこれからやりたいことなどの希望や心配事なども、全力でサポートして頂けたことがとても助かりました。おかげさまで、メンタルヘルスだけでも仕事に繋げることが出来るようになりました。

特に印象的なのが、最近メンタルヘルスのセミナーをある企業で行って講演後に受講して下さった方から「あれ、実は社労士さんでもあったの?!」と、資格ではなくて私自身の良さを評価して頂いて、今回QOLの講座に参加できて本当に良かったです。

イン:

それはまさしく資格起業家ですね。

濱﨑:

そうですよね。
最終目標は名刺に何の肩書も書かないで、自分の名前だけで仕事が来るようになることなんです。

イン:

私もそれを目標としています。
開業して10年経ちますが、数年前から書いてあった〇〇アドバイザーなどの肩書は全部消して、挨拶も「行政書士の横須賀です」とかでなく、「こんにちは、横須賀です」と言い続けていて、相手には私自身の人間性を見てもらって決めてもらうことにしているんです。

このQOLメンタルヘルス講座にはサポート契約・ライセンス契約あると思うのですが、そちらについて何か感想や改善点があるとすれば教えて頂きますでしょうか?

濱﨑:

そうですね。サポート契約の1つである月1回ある勉強会で、いつも相談ができるということが非常に良いと思いました。

改善点があるとすれば、この講座自体がまだ2回しか行われていないということがありますので、毎回勉強会で集まるメンバーが大体一緒の方々ばかりになってしまうことですね。
欲を出すならば、もっとたくさんの方とお知り合いたいなっていうのがちょっとあります。特に、私は活動範囲が今のところ東京中心なので、別の地方の方と交流を持つ機会が欲しいなと思いました。

イン:

アイデアをありがとうございます。
そうですね。例えば、年に1回位なら関東の方たちと一緒に大阪へ行って、その地方の方々と交流をとるのも良いと思います。

それでは、これから受講しようか迷ってらっしゃる方に一言お願いします。

濱﨑:

はい。このインタビュー記事をご覧になっている方にとって、このメンタルヘルスについて勉強をした後に何をやりたいのかというのもすごく大事なことですが、まずは迷っているのでしたら受けてみるというのも一つの手だと思います。

自分にとってどうしようか迷っていて募集が終わってしまったら、批判も賛同もできないなと思って。取りあえず受けてから、それを生かすか、殺すかは自分で考えればいいと思います。

何より、定員がありますので、定員オーバーになって募集がもうないってなったら、絶対に知ることができない知識ばかりなのでもったいないと思います。

イン:

そうですね、ありがとうございます。今日のインタビューは、ここで終わりにさせていただきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。

濱﨑:

ありがとうございました。